大学2年生 事故シュミレート実習(H25.7.26)
2年生の実習の一環として、前期実習の最終日に「事故シミュレート実習」を行っています。
旋盤作業における危険防止、危険回避などをテーマに実際に危険な状態を体験してもらい、
今後の実習等における機械作業での事故防止つながるように教育を行っています。
事故シミュレート実習は、学生全員がヘルメット着用で行います。
知能機械創製部門 新井先生指揮のもと事故シミュレート実習を行います。
旋盤のパワーを知ってもらうために、
旋盤の回転数を落とした状態で、綱引きを行ってもらいます。
チャックハンドルを差したまま旋盤を起動するとどうなるのか、
プラスチックで作ったチャックハンドルを実際にはめたまま旋盤を動かします。
(もちろん動かす場合は、チャックハンドルが吹っ飛んでも平気なように、
旋盤にアクリルの保護カバーをして行います。)
SUS(ステンレス)のキリコをペンチで持って如何に固く頑丈かを体験し
キリコの危なさを知ってもらいます。
回転する機械には、手袋などの着用はしてはいけないことになっていますが、
手袋等をした場合の危険性を実際に巻き込まれるとどのようになるのか、
疑似体験してもらいます。
旋盤での真鍮の切削について、
切り込み量が適正でない場合非常に危険であることを体験してもらいます。
アクリルで作成した、仮想バイトを使いチャックにバイトがぶつかる危険性を
体験してもらいます。
学生には他にもいくつか、仮想危険体験をしてもらい、
機械作業が間違った操作をすると、非常に危険であることを知っていただきました。
後期は、今回学んだことに注意しながら実習に望んでもらえたらと思います。